RFQ圧力音響
COMSOLマルチフィジックス連成シミュレーションソフトウェアを活用し、IEC318規格に基づく圧力場におけるヘッドホンユニットの音響特性を迅速に評価するモデルを構築。IEC318規格はType 1人工耳に分類され、完全な漏れのない条件下における人耳の音響負荷を定義するもので、適用周波数帯域は100Hz～4kHzである。この圧力場の音圧とインピーダンスの周波数対応データ曲線は事前にシミュレーション計算が可能であり、当該プロジェクトのヘッドホンが定義する仕様への適合性を確認するために使用される。
IEC318コネクタの容積は約2ccである。
ヘッドホンユニットの直径は40mmで、IEC318コネクタとヘッドホン後部キャビティの容積は、いずれも完全密閉・無漏れと設定されている。
Thiele-Smallパラメータをヘッドホンユニット振動板の有効振動面積に設定する。
これにより、振動板とIECコネクタ及び後腔の結合後の有効振動面積における加速度を計算し、周波数応答とインピーダンス曲線を算出する。
また、コネクタ内の総圧力場と音圧分布を解析することも可能です。
シミュレーション結果は周波数応答とインピーダンス曲線であり、一般的なスピーカーが自由音場で動作するのとは異なり、低周波数では圧力場において音圧が蓄積されやすい。特に完全な漏れがない場合、一部のヘッドホンでは意図的に適切な漏れを設計し、低周波数を減衰させると同時に中高周波の音圧を向上させている。あらゆるタイプの設計において、シミュレーションモデルを構築することで音響特性を予測することが可能である。
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